誘いを断れない、また、断ったがために嫌われてしまうのでは、いちいち人間関係にストレスを抱えてしまいかねません。
本記事で紹介するものは、誘いを断っても良好な関係を築くための手法であり、もう関わって欲しくない、縁を切りたい人に対する断り方とは異なります。
なぜ嫌われない断り方が必要なのか、断り方のポイントと注意点などを解説していきます。
断り方が今後の人間関係に与える影響
皆さんは自分が友人や知り合いを遊びや飲み会などに誘った際、誘いを断られて、ノリ悪いな、もう誘わねえと思った経験はありますか?
一方で、今も良好な関係を続けている友人は、一度は誘いを断られた、断ったことがある人の方が多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは、断る=悪ではないことを頭に入れておこう。
ものは言いようダヨ
嫌われない誘いの断り方
断ることは悪ではないですが、断り方が今後の人間関係に影響してきます。
ただNOと断るだけでは、相手に対して悪い印象を与えてしまいます。
(嫌われない断り方)=(NO)×{(理由)+(気遣い)}
私は断り方は上記の式で表されると考えます。
“NO”に”理由”と”気遣い”の和が掛けられていることから、この両方が欠けてしまうと、0点の断り方になってしまいます。
NOと言う勇気
ここでは、嫌われたらどうしようとか余計なことは考えなくて良いです。
理由と気遣いの言葉で全てをカバーします。
断る理由を考える
正当な理由があれば、嘘を吐かずに本当の理由を伝えてください。
嘘はリスクを伴います。
しかし、特に予定が無い場合や1人で他のことをしたい場合、断るために多少の嘘が必要になります。
最も多く断る理由に使われるのが、先約があるパターンです。
下に例を示します。
来週の土曜日夜飲みに行かない?
ごめん、その日はCくん(共通の友達)と渋谷で映画を見る予定があるんだ。
ごめん、その日は地元の友達と会う約束があって。
どちらも嘘の理由で全く予定が無かったとき、あなたならどちらを採用しますか?
この場合、圧倒的にBくんの断り方を採用すべきだと言えます。
Aくんの断り方のダメな部分を見ていきましょう。
🌟Point1
Aくんは”Cくん”という管理人と共通の友人の名前を使っています。
これでは、その場では嘘とバレなかったとしても、管理人とCくんが会話したときにすぐバレてしまいますね。
また、一緒に行っていい?となるともうややこしくなって手に負えなくなります。
🌟Point2
Aくんは嘘に信ぴょう性を持たせようと、”渋谷で”と具体的な場所を述べています。
管理人に全く別の場所で偶然目撃された場合、あれ?なぜここに?となり、後で詰められて、醜い言い訳を強いられることになりかねません。
また、共通の知り合いに目撃された際も間接的に管理人にバレる危険性があります。
🌟Point3
Aくんはさらに”映画を見る”という具体的な行動まで明かしています。
これによって、後日どうだった?などと感想を求められる可能性があります。
さらに、管理人が映画好きだった場合、話を深掘りされて、いずれ嘘にボロが出てきます。
以上より、嘘を具体化しすぎないことが大事なのはお分かりいただけたと思うが、逆に抽象的すぎると相手を不安にさせてしまうことがあります。
ごめん、その日予定あるから。
誘って欲しくなかったのかな・・・
本当に予定あるのかな・・・
✅ 相手が深掘りしにくい理由を選ぶ
✅ 共通の知り合いの名前は絶対に使わない
✅ 場所や行動など、内容を具体化しすぎない
✅ 抽象的な理由は相手を不安にさせることがある
- 〇断る際に使いやすい理由集(一例)
-
誰と
何する
- (共通じゃない)友人と
- 家族と
- 恋人、嫁、旦那と
- 飲みに行く
- 出かける
- 勉強する
- ご飯に行く
他によくあるパターンで、「体調崩して」、「家庭の事情で」などは、相手にとっては深掘りしづらく一見有効な理由に見えますが、何度も使えないことや相手に心配をかけてしまう可能性があります。また、「お金が無くて」の場合は、今回は出すよと言われたらそれ以上逃げる手段が無くなります。
特殊な例で、2021年7月現在では、新型コロナを理由に断るのは非常に効果的です◎
決まり文句は、「コロナが明けたら是非行きましょう!!」
気遣いの言葉を付け足して相手を操る
嘘を用いた断り方としては、これまでの内容でも構わないのですが、気遣いの言葉を付け足すだけで相手からの印象が大きく変わります。
来週の土曜日夜飲みに行かない?
誘ってくれてありがとう。あいにくその日は地元の友達と会う約束があって。また予定が合ったら行こう。
ごめん、その日は地元の友達と会う約束があって。
この場合は、Aくんの断り方の方が断られた側も気持ちをより害しにくいのではないでしょうか。
断る際にも“誘ってくれてありがとう”の気持ちを忘れないことで、本当は行きたかったのではないか、仕方ないなどと相手に錯覚させることができます。
「私の分も楽しんできて!」などの気遣いフレーズも使い勝手抜群です◎
先程、代替日を提案するパターンを紹介しましたが、あまり行きたくない場合は今回の例のように「また予定が合ったら行こう」と気遣いの言葉で誤魔化すのが効果的です◎
少し話は反れますが、ここで厄介なのが、じゃあいつなら空いてる?と聞かれるパターン。
じゃあいつなら空いてる?次の週の土日は?
すみません、スケジュール帳置いてきちゃって・・・
後から連絡しても良いですか?
この場合は、相手が自分との距離を詰めようとしてくる時に多いパターンであるため、誘いに乗らない”断る”という選択肢を選んだ時点で、完全に良好な関係のまま断るのは不可能です。そこは仕方ないと割り切りましょう。
キッパリ断るか、それができない人はとにかく先延ばしにする、関係がそこまで長くない場合は恋人が居るなどの理由が効果的です◎
✅ 気遣いの言葉で相手に「本当は行きたかったのでは」と錯覚させることができる
✅ 積極的に距離を詰めてくる相手には完全に良好な関係を保って断ることは不可能だと割り切る
断るリスク
ここまでは嫌われない断り方について詳述してきましたが、『断ること』には完全には取り除くことができない一定のリスクは伴います。
多くの人は断り続けるといかなる理由でも誘われなくなります。
二度と誘われたくない場合は良いのですが、それが困る場合は、たまに自分から誘うことや、相手からの誘いを受けるようにしましょう。バランスが大切です。
断った後に代替案を提示する手法
断る際に相手に代替案を提示することで、良好な関係を維持できるだけでなく、自分に有利に話を進めることができます。
ただし、この手法はその相手と何かしらの予定を立てることになります。
来週の土曜日夜カラオケ行かない?
ごめん、カラオケ最近行ったばっかりで…ボウリングはどう?
①いいね!ならボウリングにしよ
②うーん、じゃあカラオケはまた今度やな
実際は行きたいが予定が合わない場合は、理由述べて断った後に必ず代替日を提案するようにしてください。
このときの断る理由は抽象的でも構いません。聞かれたら答えましょう。
来週の土曜日夜カラオケ行かない?
その日は予定があって…その次の日の午後はどう?
代替案を用いて自分に有利に話を進めることで、誘いを受ける際の負担やストレスが減ります。
このように嫌われるリスクを低減すると良いでしょう。
✅ 内容の一部がノリ気になれない場合は代替案を提示することが有効
✅ 代替案を提示することで、誘いを自分に有利な条件に変えられる
✅ 代替案を提示する際は断る理由は抽象的でも問題ない
誘いを断る際のNG行動
緊急時以外で、ドタキャンは絶対に行ってはいけません。
・ドタキャン
土壇場でキャンセルの略。決行直前に不参加を申し入れること。 もはやスケジュール調整がつかないような土壇場で約束やイベントなどをキャンセルすること。
引用:Weblio辞書
ドタキャンは、信用を失うだけでなく、相手の時間とお金を奪いかねません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
誘いを断ることに悩みがある人は多いのではないでしょうか。
断ることには一定のリスクは伴いますが、今回紹介した手法を実行して、低リスクで誘いを器用に断れるようになりましょう!
コメント
コメント一覧 (1件)
Excellent tips! I’m certainly going to attempt them out.