【最新版】トレードトレーナーの便利機能や不満点について徹底解説！

本記事では、トレードトレーナー（Trade Trainer）の便利機能や不満点についてレビューします。

トレードトレーナー（Trade Trainer,トレトレ）は、手軽な価格の新しいFXの検証ソフトです。

検証ソフトを導入することで、チャートが動かない休日にもトレードの練習ができる、データを基に分析、手法や資金管理の方法を改善できるなどのメリットがあります。

また、トレードにリアルマネーを使用しないため、気兼ねなく目一杯トレードの練習ができます。

間違いなく、上達への近道になるでしょう。

そこで今回は、FX業者（ブローカー）のデモ口座との違いも踏まえて、トレードトレーナーの便利な機能や特徴、購入する際の注意点について解説していきます。

検証ソフトとデモ口座はどう違うの？

検証ソフトでは過去チャートで反復してトレード練習をすることができます。

また、多くの証券会社が提供するデモ口座でもトレードの練習をすることができます。

違いは一体何なんでしょうか？

	デモ口座	検証ソフト（トレトレ）
初期費用	無料	有料
トレードでリアルマネーの使用	使用しない	使用しない
リアルタイムでトレードする	〇	×
過去チャートでトレードする	△	〇
休日にもトレード練習ができる	×	〇
巻き戻しができる（手動）	×	〇

デモ口座を開設する主な目的は、各証券会社が提供する口座の使い勝手を確かめることです。

そのため、リアル口座と同様にリアルタイムでトレード練習はできますが、平日にしかチャートは動きません。

また、過去チャートで検証する際にもチャートの右側が見えてしまうなどの大きな欠点があります。

一方で、検証ソフトはリアルタイムでのトレード練習はできないものも、過去チャートを使用して、チャートの右側が見えない状態でトレードの練習をすることができます。

また、デモ口座とは異なり、24時間365日トレード練習をすることが可能です。

早送りや巻き戻しをし、効率よく過去検証をできることも検証ソフトを導入する大きなメリットでしょう。

トレードトレーナーの便利な機能と特徴

ここからは、トレードトレーナーの便利な機能や特徴について詳しく解説していきます。

MT4（メタトレーダー4）上で検証が可能

トレードトレーナーは独自のプラットフォームではなく、MT4上で動作するFX検証ツールです。

もう少し詳しく言うと、トレードトレーナーはDLL（Dynamic Link Libraly）にあたり、MT4の外部エキスパートアドバイザーとして機能します。

そのため、ブローカーでリアル口座あるいはデモ口座を開設する必要はありますが、本番環境で使用している定型チャート（インジケーター、オシレーター）をイチイチ再設定する必要がありません。

他社製のものだと、普段使用しているインジケーターやオシレーターが検証ソフトで対応していない場合があるため、本番環境に近い状態で検証できるのは嬉しいですね。

対応している通貨ペアの種類が豊富

トレードトレーナーでは、主要通貨ペアからマイナーなものまで50種類もの通貨ペアに対応しています。

これだけの種類をカバーできていれば、欲しい通貨ペアが無い！なんてことも無いでしょう。

検証中は、複数種類の通貨ペアのチャートを表示し、同時に値動きを見ることもできます。

通貨ペア同士の値動きの関係性などざっくり確かめたい方には嬉しい機能です。

過去10年分以上のチャートで検証可能

トレードトレーナーでは2011年4月1日から直近1か月前くらいまでのデータについて検証することが可能です。

ブローカーのデモ口座では2011年4月以前まで遡れることが多いですが、日足や週足など上位足でしか遡れないことが多いです。

トレードトレーナーでは1分足のデータまであるため、デイトレやスキャルピングスタイルの方にも最適です。

複数の時間軸で同時に分析できる

トレードトレーナーでは、複数の時間軸のチャートで同時に検証することができます。

例えば、1時間足と日足のチャートをそれぞれ表示させることで、同時にチャートが動きます。

そのため、マルチタイムフレーム分析（MTF分析）をする方にも向いています。

詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

検証中に巻き戻しができる

トレードトレーナーでは、チャートの巻き戻しをすることができます。

検証時はローソク足を進める際も巻き戻す際も手動でクリックします。

ローソク足1本単位で進んだり、戻ることができるため、細かい分析も可能です。

検証ソフトは巻き戻し機能がないものも多くあるため、自由に巻き戻しができるトレードトレーナーはかなり重宝します。

当時の経済指標が見れる

FXでは重要指標の際に突発的で大きな値動きが発生する場合がしばしばあります。

本番ではその時間帯を避けたり、指標を予測してのトレード（ファンダメンタルズ分析）をする方など様々なトレードスタイルがあります。

そのため、トレードトレーナーのように過去の経済指標を確認できる機能があると検証に役立つでしょう。

現時点では実績欄が空欄になっていますが、今後更新されるようです。

また、チャート上に重要指標の位置を表示できる機能があるとなお便利になりますね。

購入者特典で分析シートが貰える

トレードトレーナーでは、購入者に検証結果の分析シート（Excel形式）を配布しています。

分析シートに、トレードトレーナーから直接出力された検証結果をインポートすると、検証結果のデータを見やすく表示してくれます。

資産の推移がグラフ化されていたり、リスクリワードやプロフィットファクターなどの数値が一覧で分かるため、効率良く検証を進めるには、分析シートの使用は必須でしょう。

他の検証ソフトに比べて安価

トレードトレーナーは独自のプラットフォームを有しておらず、シンプルな機能の検証ソフトである分、高機能な検証ソフトに比べ、価格が安いです。

（2024/1/7現在）	価格（税込）	特徴
Trade Trainer	￥29,800	・シンプル機能 ・MT4上で動作 ・価格○ ・サポート◎
Forex Tester 6（FT6）	￥43,999～	・高機能 ・独自プラットフォーム ・価格△ ・サポート◎
練習君プレミアム	￥29,800	・シンプル機能 ・MT4上で動作 ・価格○ ・サポート◎
Review Candle Chart	￥4,800	・シンプル機能 ・MT4、MT5上で動作 ・価格◎ ・サポート△（個人開発）

より安価ものであれば、Gogo Jungle（ゴゴジャン）にある個人開発のReview Candle Chartなどが有名です。

しかし、個人開発であるため、問い合わせや不具合時の素早いサポート体制は整っていません。

トレードトレーナーはこの価格でありながら、購入後もずっと無料でアップデートされるのも嬉しい点です。

Forex Tester 6（FT6）について詳しく見る

購入後サポートが手厚い

トレードトレーナーは購入後、LINEサポートを無期限で受けることができます。

加えて、導入時はスタッフさんがzoomで導入サポート（1回無料、2回目以降有料）を実施してくれます。

サイト記載の通り、万が一購入後正常に動作しない場合は返金対応していただけるようです。

無料サポート（LINE公式アカウント）及び初回無料リモートセットアップをご利用頂いてもお客様の環境でTrade Trainerが正常に稼働しなければ、商品代金を全額返金させて頂きます。

トレードトレーナー公式サイトより引用

また、先程も述べましたが、買い切りでずっと無料アップデートを受けられるため、購入後も安心して長く使用することができます。

トレードトレーナーの不満点

次に、トレードトレーナーの筆者が感じた不満点について述べます。

チャートの自動再生ができない

トレードトレーナーにはチャートの自動再生機能がありません。

これが無いとマルチタイムフレーム分析（MTF分析）をする際に、果てしない時間がかかります。

MTF分析は多くの方が使用する手法です。

手頃な価格なので仕方がない感もありますが、効率よく検証するために個人的には必須な機能だと感じます。

選択できるレバレッジの種類が少ない

トレードトレーナーでは現在、レバレッジが25、100、200、400倍の4種類が選択できます。

国内業者を使用する方はこれで問題無いですが、海外業社を使用する方も多く居ます。

最近では最大1000倍を採用している大手ブローカーも多く、個人的には主要な会社で採用されているレバレッジは抑えてほしいと感じました。

ロットサイズが海外ブローカー仕様

トレードトレーナーでは1lot＝10万通貨が採用されています。

これは海外ブローカーでよく採用されているロットサイズになります。

国内ブローカーを使用する方は1lot＝1万通貨に慣れていますが、トレードトレーナー上では普段の10分の1サイズのロットでエントリーしなければなりません。

細かい話ですが、ロットサイズの設定が変えられるようになるとより良いと感じました。

購入者特典の分析シートを使用するにはExcelが必要

トレードトレーナーを購入すると、購入者特典の分析シート（Excel）を受け取ることができます。

分析シートでは、出力した検証結果を、グラフ等を用いてより分かりやすく可視化されています。

しかし、マイクロソフトOfficeのExcelを契約（購入）していない方は使用することができません。

今後アップデートでExcelが無くとも分かりやすい結果が見れるようになると良いですね。

その他気になった点

最後に、筆者が個人的に気になった点について調べました。

実チャートとの比較

トレードトレーナーでは独自のティックデータを使用しています。

トレードトレーナー上で使用されているチャートは実際のチャートとどれほど一致しているのでしょうか。

今回はAxioryのMT4でトレードトレーナーを開き、比較してみました。

多少のズレはありますが、個人的に気になるほどでは無いと感じます。

一般的に、ブローカー間でも細かいレートは異なるため、この程度のズレであれば問題なく検証に使用できるでしょう。

検証ソフトを利用する唯一のデメリット

検証ソフトを使ってトレード練習をする上での最大のデメリットは、リアルマネー特有のプレッシャーが感じられないことです。

各証券会社のデモ口座も同様ですが、仮想マネーとリアルマネーではポジション保有時のプレッシャーが全く異なります。

練習時にはしっかり損切できたものが、いつか戻ってくるとルールを破って長く保有して含み損を拡大させてしまったり、利益が出ているときに早めに利確（チキン利確）してしまうことがあります。

ポジションサイズが、資金管理的には問題なくとも、自身の器に合ったものかどうかを判断するためには、やはりリアル口座での練習が必要不可欠になります。

そのため、検証ソフトである程度トレード技術を身に付けた後は、リアルトレードと並行させる方が、成長が速いと筆者は思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

トレードトレーナーはシンプルな機能の検証ソフトで、初心者にも簡単に使える、手頃な価格の検証ソフトです。

過去検証を繰り返すことは間違いなく勝ち組への近道になるため、検証ソフトを導入する価値はあると思います。

他製品に比べて手頃な価格とはいえ、3万弱と高額ではあるため、いきなり購入するのはちょっと・・・という方は、無料お試し版から使用してみてはいかがでしょうか？